Impression
YOUNG KING OURs 2008 11月号 - 最終話 ROMANCIA
本誌『ヘルシング』最終回、おめでとうございます!
満を持してのカーテン・コール!!もうもう、ページを捲るのが惜しまれます。感無量です…!
時は「2030年」へ…!!
ふ、ふふふ ふ
ふっかーつ!!!アーカードの帰陣です!!
きゃーーーー〜〜〜〜(眩暈卒倒) ありがとうございます!!
大 歓 喜の展開です。展開のあまりのすてきさに心攫われました
主従の再会!!!
…しばらく身動きがとれませんでした。ほ、ほんとうに… 主従…!
妙齢になられたインテグラ様はいっそう麗しく、セラス嬢はヘルシングのジョーカーたる貫禄!
そして自らを取り戻した伯爵…!
愛しいです…。
* * * * * * *
復興に明け暮れ、30年を経たロンドン。
二人の騎士の剣が火花を散らしています。
勝者はヘルシング局長・インテグラ、対するは祖父の面影を残すペンウッド卿。
インテグラ様の錆のない剣さばき!眼帯をされた容姿にも、魅せられます〜凛々しく美しい…。
その試合を、ヴァチカン十三課イスカリオテの面々が見守っていました。
局長の間久部(マクベ)機関長はどこかマクスウェル局長を思い起こさせます。
そして戦争の傷も生々しいハインケル!彼は生きていた!
十三課のみなさんは打倒ヘルシングの機を虎視眈々と狙っているようです。
何百年経とうとも。格好良い…!
ペンウッド卿とインテグラ様のやりとりがとっても楽しいです
ペンウッド卿は相変わらずヘルシング卿の無茶振りのイエスマンをしていて…(笑)血筋は争えません
機関の存続について、インテグラ様は時代を思われて、自らの代で幕を閉じることを決めていました。
30年という年月に思いはせます…
増えた小ジワにウォルターさんを思い出していらっしゃる所に笑いました
セラス嬢とインテグラさまの掛け合いも楽しい(笑)セラス嬢も言うようになりましたね〜
和気藹々の主従。懐かしいギャフンな雰囲気。思いは、ヘルシングのはじまりへと巡ります。
* * * * * * *
そして月齢満ち満ちた満月の夜…!
棺を道標に、彼が姿を現しました。
足取りはゆっくりと、インテグラ様の寝室へ…
寝息も安らかなインテグラ様…
眠れる淑女の首筋へ、吸血鬼は牙を剥き…(きゃあああ///)
バキューン バンバンバン ガキュンバキューンバキュン (笑)
インテグラ様、素敵です!!備えあれば憂いなし!
そこへ主人の危機を察知したセラス嬢が登場(ぱんつ…!)
アーカードの野望は阻止されてしまったのでした。
「相変わらずやかましい」
「相変わらず」ということ、平穏な日常の、何という愛しさ。
30年。虚城の王様は自らの兵士を、命を殺しつくしていました。ある一匹の存在を除いて。
「私はここにいる」
どこにもいなくて、どこにもいれる。
吸血鬼アーカードは、ただ一人の伯爵として、主君インテグラ様の元を選び、帰陣しました。
ああうれしくて、涙がにじみます。じいん…
インテグラ様はやがて命を去ります。
美しく、豊潤な歳月を重ねながら。
けれど命ある限り、また喪っても、そこには、過去であり未来である、時を越えたアーカードという存在が、
血を分けた奇跡のようなセラス嬢がいて。
「わたしはもうおばあちゃんだぞ」
「それがいい」
指を噛むインテグラ様。血に染まる、右手の薬指。
「おかえり伯爵」
「ただいま伯爵」
サブタイトルは「ROMANCIA」、主従の満月の夜のロマンスです.
ああ、愛しい…! ALL YOU NEED IS, 愛こそはすべて。
* * * * * * *
「ヘルシング」は、「お前は何者だ」と問う漫画だと思っております。
人間であること。吸血鬼に成りたいような四苦八苦もあるだろう。けれど、
諦めさえしなければ、やがて朝はやってくる。そして、愛に満ちた夜も。
忘れられない思い出を、幾つも数えて、年を重ねる喜びを、私はヘルシングに教わりました。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました…!
これからもずっと、ヘルシングが大好きです。
幸福なフィナーレへ、心から、渇くことのない祝杯と、盛大なる拍手を!
We are lucky, even the worst of us, because daylight comes.
LOVE!
[H20/09/30]
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